日に日に肌寒くなってきました。
そんな中、わたしのツイッターは色んな情報で熱くなっていて世の中って色んなことが起きてるんだな〜と実感した次第です。
とりあえずホットペッパービューティのリニューアルがあったのですがいろいろ不具合が起きていてweb予約がしばらくできない模様です。
ご予約はLINEにてお願いいたします。
どうも。仙台市青葉区中央のKiRANAという美容室で美容師の傍ら、サロンのLINEアカウントの中の人をしておりますスズキユタカです。
以前、個人のLINE@でこんな質問を投げかけて残念な結果になったことをご報告しました。
そんな中でも、数少ない質問がありましたので遅ればせながらお答えしたいと思います。
今回は、数少ない質問なのに数件あったこちら。
ふむふむ。色が抜けやすいんですね。
他のスタッフの担当の方からもご質問いただけるなんてありがたいことです。
まぁ、確かに褪色は避けれるなら避けたいところですよね。
なぜ褪色してしまうのか
まずはそこですよね。
まず考えられるのはダメージ。
簡単に言うと髪の中にカラーの色が留まって置く場所が少なくなってしまっている場合ですね。
穴の開いたバケツには水が溜まらないのと一緒で、まずは穴をふさぐことから。
トリートメントや前処理でカラーが定着する場所を作ることで多少改善するかもしれません。
色の抜けやすい髪質
残念ながら色が抜けやすい髪質の方もいらっしゃいます。
特に細毛の方や柔らかめの方に多いです。
色が抜けると黄色っぽくなる方もそうですね。
施術内容
これはお客様側には何の非もないのですが、カラーの薬って徐々に色が出てくるので色が出きらないうちに流してしまうことで持ちに影響が出る場合があります。特に赤系のカラーは発色に時間を要することが多いです。
自宅のケアによる褪色
つまりはシャンプーですね。
基本的に市販されているものは「洗った感」を重視しているものが多く、その結果染まった染料もろとも洗い流している場合があります。
さて、では褪色が気になる方はどうしたらいいのでしょう?
まずはシャンプーの見直しを。
厳しいことを言いますが、いくらサロンでこだわってカラーをしてもご自宅で毎日使うものが強力だったら太刀打ちできません。
褪色がきになるのであれば(ならなくてもですが)まずはホームケアを充実させる。
そこからがスタート地点と思っていただけるとありがたいです。
カラーする頻度を短くする
そうです。抜けたらまた染めればいいのです。
短絡的とお思いになるかもしれませんが、ある期間頻度を高めてカラーをしてきちんと土台を作ることで抜けにくくすることはできます。
1ヶ月〜1.5ヶ月で染めていくと染まり上がりにも深みが出て、確実にキレイな仕上がりになります。
特に、明るめのカラーの場合はこの方法がマッチしやすいです。
もちろん褪色が抑えられてきたら少し期間を空けることもありだと思いますが、色が抜けきってしまうとまた1からになるのでこまめにカラーすることをお勧めします。
ダメージを気にされる方も多いと思いますが、今は既染部に色を入れるだけならかなりダメージを抑えられるカラー剤もありますのでそちらならさほどダメージを気にする必要もないかと。
むしろ褪色した状態の方が見た目のダメージ感は上でしょう。
濃い目に染めちゃう
こちらは暗めに染めたい方にはお勧めできる方法です。
ぼくの場合は普通にトーンダウンでも色が抜けやすそうであれば白髪染めの薬を混ぜることも少なくないです。
お客様の中にはショックを受ける方もいるので「濃い目の薬剤」程度にしか言わないこともありますが(笑)
今は白髪染めの薬も進化して「白髪染め=黒っぽくなる」ではなくなっています。
「普通のカラー剤よりも単純にブラウンベースの染料が多く入っている」程度の認識でいいのではないかと。
もちろん配合量によっては必要以上に暗くなる可能性はありますが、そこは信じてもらうしかありません(笑)
ちなみに、こちらは褪色が気になるということだった方のビフォア。
確かに毛先は褪色してパサつきが目立ちやすくなってます。
これを白髪染めの薬も配合しつつ色持ち&褪色の仕方を考えてカラーしたのがこちら。
どうでしょう?言われなければ白髪染め入ってるなんて思いませんよね?
まぁ、入ってるといっても全体のうちで言えば少量です。でも、それが毛先の褪色などにはかなりの効果を出すんです!
褪色を楽しむ
ある程度のベースができて、黄色っぽくいかにも「色、抜けました!」的な状態にならなくなってきたらあとは時の流れに身をゆだねましょう(笑)
褪色が0というのはある意味「悪」です。
カラーチェンジもしにくいし、そもそもそんなことはよほどの黒染めとかじゃない限りありえません。
色が抜けていく過程を楽しみつつ、次にどんな色にするのか想いを馳せる、そんな余裕を持っていただくのもいいかと。
もちろん、その余裕のためにこちらも褪色の仕方自体をある程度コントロールして「キレイに褪色する」ベースは作らせていただきます。
結局は今の状態によってアプローチ方法は様々ですので、信頼できる美容師さんにお悩みを相談し髪質やその時の状態にあったカラー剤の選定、施術方法をお聞きになるのが一番かと。
ちなみにこの秋冬でスズキ的猛威を振るっているネイビー系カラーは褪色しても黄色くなりにくい処方になってますので気になる方は是非ご一報を!