仙台の美容師 スズキユタカのブログ/美容室via@仙台

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君たちはどう生きるか

約1分

君たちはどう生きるか、観てきました。

ネタバレ厳禁どころかなんの情報も漏らしてはいけない的な世情なので「観た」とだけ言っておきます。
こういうのって観た直後の感情の機微を書けないと後から書くのとか無理なのでレビュー書きたいけどたぶん書きませんw

それにしてもなんかここにしか書けない内容とかボリュームとかあってたまに書いちゃうんですよね。
どうせお互いに全く知らない誰かがうみの杜水族館の記事あたりから流入してたまたま見つけるか、相当コアなぼくのファンがたまに覗きに来るかくらいでほぼ誰も見てないのに等しいわけで。
好き勝手書けるってのはバズってなんぼの今の世の中では逆に案外心地いいもので。

表題の映画を観たことで感情を揺らされたからなのかふと思ったことを。

最近はインスタをそれなりに頑張ってみちゃったりしてるわけですがその中でじわじわ感じてた違和感がありまして。

あ、ちなみに映画とは全く関係ない話ですので悪しからず。

最近のわたしは髪質改善なるものに主軸を置いてまして、それなりに時間的にも経済的にもコストをかけてたぶんこの辺ではそんなに低くないレベルのことができてるって自負はあります。

基本的に自分に自信持てないタイプなのを自覚しているわたしが自ら言うくらいだからそんなに高飛車になってるわけではないはずです。

で、何を感じてたかって言うと

みんな何もわかってねぇな

とひしひしと感じる次第です。
何をもってして「わかってない」と感じているかと言うと特にインスタとか、見た目のインパクトとかキレイさとかオシャレさとかに騙されて本質が全然見えてない。

例えばそこまでしっかりケアしたわけではなく見た目のツヤ感を作っただけの投稿に案外いいねがついたりするんですよね。
ツヤ感作るなんてダメージケアとは別物ですから。
悪く言えばハリボテでもできるわけです。

かと思えば繊細にカラーを調合して難易度高めのカラーチェンジした投稿とかはそんなにリアクションがなかったり、そもそもハサミ1本でめちゃくちゃ計算してカットしたスタイルがてんで響かなかったり。

正直、全員のお客様を120%の仕上がりにできてるとは言いきれません。
失敗とかそういう話ではなく伸び代としてもっとこうできたなとか、次回はこうしてもいいかもとかそういう課題みたいのは多少残ったりします。

でもたまに150%の限界突破した仕上がりになることがあります。
自分がイメージした以上の仕上がりです。

それはその日の仕上がりのスタイルってよりも、この方はこういうお悩みでこういうのがご希望で、なおかつそこに美容師として髪質、普段のお手入れ、ライフスタイルなどなどを複合的に鑑みてこうだったら楽にいい感じにできるんじゃないか、扱いやすくてトレンド感あってなおかつその方だけのアイデンティティに寄り添ったスタイルになるんじゃないか、そういう全てをひっくるめて

やべぇ、めっちゃいい

と思える瞬間。

未熟なわたしは全てが狙い通りに150%を連発できるほど達観できていません。
常にもっといいアプローチがあったんじゃないかと思いつつ毎回進歩していくのが本来の姿な気さえします。

でも言ってしまえば「たまたま」が作り上げた会心の出来に出会うことがあります。
プロとして「たまたま」は喜ばしいことではないし、正直全く同じものを作れと言われてもたぶん無理なのでドヤれることではありません。

最近もそういう会心のスタイルに出会いました。
それもインスタのどこかに投稿として残してありますが、リアクションはハリボテとも言えるスタイルの方が全然上です。

そういうのを見ると

あー、ほんと見てる人は何もわかってないな
となるわけです。
「いい」と思う基準は人それぞれだしそう思ったところでいいねをするかどうかも不確定要素に満ち溢れてるわけで。

それでもあれにいいねがこんだけついてこっちに全然つかないのって伝わらんもんなんだなぁと。

ちなみにさっきからハリボテと言っていますがわたしが想定しているそれは元々ダメージ自体が少なくて見た目を整えることがベストな状態だからそうしているだけで悪意をもってやってることではないのは添えておきます。

わたしはSNSとかにあげるためにお客様のお時間を無駄に搾取することを良しとしていません。
なのでちょっとだけ写真や動画を撮らせてもらうことはありますがSNS用に見栄えのいいものを撮ろうという気はさらさらありません。

そういうこともあり伝えきれてない部分はあるにせよ、ほんと見た目だけが先行していく世の中だなぁと一抹の憂いみたいなものさえ感じるわけです。
可哀想な気持ちにさえなります。

例えるならサシの入りまくったブランド牛を軽く炙った写真にはいいねがつくけど、めちゃくちゃ美味しく炊けた白米はただの白米でしかない、そんな感じですw

見た目や伝え方やネームバリューやいろんな付加価値に引っ張られて、お客様がどこまで喜んでいるかっていう1番重要なとこはSNSでは見えなくて、でも前者に惹かれてしまう世の中はなんだかバカバカしいなとも思うわけです。

それでも現状、SNS(というよりインスタに限って)はマストなものであることには変わりないしそこから広がる何かがあるのも否定はできず。

やることはやるけど基本は実際に携われるお客様に喜んでいただくこと以外の価値はほぼゴミだなとも思いつつ毎日を過ごしていく所存です。

かしこ。

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宮城県仙台市青葉区の美容室、viaオーナー。
「その人に寄り添うヘア」をモットーに手入れのしやすさ・自然なのにキマる髪型を追求しています。ライフスタイルに合わせた上質なカラーとダメージを感じさせない縮毛矯正が得意です。
店内にはキッズスペースも設け、お子様連れでもいらしていただきやすくなっています。

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