仙台の美容師 スズキユタカのブログ/美容室KiRANA@仙台

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映画「ロストエモーション」は邦題の付け方に難ありだけど、それ以上に内容にも難ありだったし、やっぱりデミ・ムーアは最高だった

約 1 分
映画「ロストエモーション」は邦題の付け方に難ありだけど、それ以上に内容にも難ありだったし、やっぱりデミ・ムーアは最高だった

気付けば2ヶ月もブログから遠ざかっていました。
そればかりかSNSからも日々を追うごとに遠ざかり、これはいよいよコロナ風情が心を蝕みに来たんではないかと気を揉んでたり…

いや、単に色々やる事あるだけなんですけどね。いたってピンピンしております。

さてそんなおセンチぶった中、時間を見つけてはちまちまとNetflixやらHuluやらアマプラやらの中を漂っては気になる映画を啄む日々を送っていますが最近観て感慨深かったのはこちら。

ロストエモーション

とりあえずたまにある、なぜ邦題がこうなったのかしっくり来ないパターンのやつでした。分かりやすくしたのかもしれないですが安直すぎるというかなんというか…。

それはさておき、簡単に説明すると戦争かなんかで世界の99.6%の土地がなくなって、感情があることが悪となった近未来のお話。
ヒトは感情を捨て、感情を有する者は「病気」と診断され死を待つだけの場所へ送られるという世界。
そこで感情を「発症」してしまった男女を描いたSFラブストーリーとでもいいましょうか。

エイリアンやオデッセイのリドリースコット監督作品。定評のある映像美は流石の一言!…と言いたいところですが後述する世界観と相まってちょっと消化不良というか…。それも含めてのコレなのかもですが。

話を内容に戻すと、もちろん感情を無くすということは男女の惚れた腫れたも悪となるわけで、その最たるメタファーとしてトイレも共同です。
しかしそのシステムに行き着く過程に相当なアンチが湧いて出たのは想像するに容易すぎること火の如し。
トイレ男女共同案を最初に出した人はさぞ炎上したでしょうね。
火だけに。

にしてはメシはそれなりに肉だの野菜だの食ってるもんだから、あまり食に重きを置かないぼくとしては感情どころか根源的欲求もないくせに美味いもん食おうとしてんじゃねぇよ、と。

主人公の発症を示唆するシーンとして「あれ?この野菜美味いかも…」みたいなのがあるのでそういうくだりを作りたかったんでしょうが、そもそもそういう感情を無くしてる世界なら栄養満点タブレットとか瞬間補給エナジーチャージみたいなのでいいだろ、と。
22世紀の猫型ロボットがテテテ テッテテーンっつって出しそうな未来デパートの惣菜でいんじゃね?と突っ込みたくなりましたよね。
まぁ、翻訳するのにこんにゃく使うくらいだからそっちも当てになりませんが。

それ以外にも無感情を創作するというのは無理があるよなぁと思うシーンが随所に見られ、矛盾を感じずにはいられませんでした。
加えてこの世界では「受胎命令」というのがあるようで、明示はされていませんが恐らく体外受精で種の存続がまかなわれているようです。作中には大人しか出てこないわけですが成長過程はどうなっているのやら…。

子育ては一応すると仮定して感情とかがないのであれば問題視される産後うつとか無いという恩恵はある代わりに子どもへの愛とかどうなってしまうのだろうか?
授乳期から離乳食が進むにつれ、どこかで訪れる「何このオムツ臭すぎワロタwww」みたいなターニングポイントはいずこへ…。
そんな「臭すぎて草生えるオムツ」さえ愛おしく感じることのできない世界は破滅に向かうしかないのが目に見えるのですが…。

一方、映像の全体感としては色味が青白い無機質な色相で構成され服装や表情、所作に至るまで「静」を貫く雰囲気でアートとも言える世界観。

チャンチャカチャンチャン チャチャンチャチャンチャン
安藤忠雄みたいな建物と思って観ていたらぁ〜
安藤忠雄建築でしたぁ〜。
ァー、チキショー!

個人的にはコンクリ打ちっぱなしと木材の対比に代表される安藤建築はぼくのフェチど真ん中なのですが、何だかこの作品の中では気持ち悪く写ってしまって。

ああいう無機質が良しとされるのは感情渦巻くカオスな世界の中に、人工的なコンクリ造りが憮然と佇みつつも木材という自然を内包するという矛盾を抱えるからであって、感情という有機的オブ有機的を捨て去った世界では滑稽に見えるばかりで、そういった環境の中でのアートの存在する価値という点ではむしろ新たな発見だった気がします。

ヒトがヒトたる所以は火を使うでも優れた知能があるでもなく、感情を認識して時には情欲的になり時には慈愛の心を持ち、振り回されながらもその中で自分らしさを見つけていく過程こそがヒトなのではないのか、と。

そういうヒトらしさを捨てるとアートに見えていたはずのものの存在価値自体が崩壊するんだなと感じたわけです。
安藤忠雄だけでなく、恐らくピカソもモネもミロもバッハもシューベルトもあの世界ではアートとして留まっていられないのではあるまいかと杞憂でしかない感情におそわれました。

コロナ禍の終わりが見えそうで見えないこの状況で物理的なソーシャルディスタンスならまだしも、心や感情までもが触れ合えない世の中の末路としてはアートさえ破壊しかねないんだなと無理やり時事問題にこじつけたところで久々のブログを締めたいと思います。

最後になりますが、これの前に観た人生数度目の「ゴースト〜ニューヨークの幻」の感想だけ綴っておきます。

当時のデミ・ムーアは髪型から何から完璧過ぎて白飯3杯食える。

おしまい。

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宮城県仙台市青葉区、KiRANA SENDAIのクリエイティブディレクター/統括マネージャー。1980年6月14日生まれ。O型。
「その人に寄り添うヘア」をモットーに手入れのしやすさ・自然なのにキマる髪型を追求しています。
柔らかい女性らしいスタイル、ダメージを感じさせないカラーリングが得意です。

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