ぼくの大事な友人が今朝息を引き取った。
34歳。早すぎる。
真鍋遼太郎。
知り合ったのはマルチバースというオンラインサロン。
Twitterで荒ぶりながらもメンバーの中心にいた真鍋くんに、後々ネタにされるようなメッセージを送った。
その時はそれが何をもたらすかなんて思ってもみなかった。
その後、暗部とかいうよく分からない最高にくだらないLINEグループに誘われて、あれは最高に楽しい時間だった。
結局ぼくが真鍋くんに会えたのは3回だけ。
だけど、何度も会っている友達と変わらないくらいの存在だったし、むしろなんでも話せる相手だった。
数年経ち、ぼくも周りも何かが変わり良くも悪くも真面目になって、SNSで何か言う時も自分や周りが楽しければいいみたいなことはできなくなっていた。
真鍋くんが倒れてからの1週間、ぼくはTwitterでもインスタでも知らない人が見たら意味が分からないような真鍋くんへのメッセージを送り続けた。
まるで、知り合った頃の言わば内輪ネタで楽しんでた頃のように。
昨日の夜、とある人から真鍋くんがぼくのところに来ているみたいなことを言われた。
その時、ぼくは友人達と「本体が来いやw」と笑い飛ばした。
心のどこかで挨拶しに来たのかもと思ったのを打ち消したくて。
真鍋くん、ぼくはあなたから送られてきたLINEギフトを使えずにいます。
ぼくはあなたが仙台に来ると言ったこと、真に受けてはないけど待ってました。
ぼくは鶴橋のガード下の野球に詳しい親方がいるおでん屋にまたあなたと行くことを楽しみにしていました。
ぼくはいつか、あなたが美容師としてぼくをすごいと認めることをどこかで目標にしていました。
ぼくはあなたと出会って変わった。
いいか悪いかはまだ分からない。
その答えが出るのはいつなのかもわからない。
言えるのは、あなたと出会ってからの4年間はそれまでの数十年間よりも楽しくて、あなたと出会えたことはぼくの財産だということ。
みんなの願いを裏切って逝ってしまったことは許さない。それは間違ってると思う。
だけど、あなたは言うんでしょう。
『ぼくは悪くない』と。
真鍋くんらしいような、真鍋くんらしくないような、最後までよく分からない変な人だったあなたがすきやで。
本当にありがとう。どうか安らかに。
またいつか黙ってスマホをいじりながらみんなで一緒に酒を飲もう。