仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。寒色の貴公子と名乗っていたのを忘れかけていました。スズキユタカです。
以前新調したシザーが届きました。
念のため説明しましょう。
わたしの使うシザーは基本的にシザーを作っているメーカーさんから買うのですが、2ヶ月に1度、回ってきて下さるのでその時に注文をして、後に納品という形です。
シャキーン!
パカっ!
ドーン!
ドヤァっ!
ストックと合わせると8丁保持しています。
手は2本です。
頑張ってアシュラマンになったとしても6本なので2丁は余る計算です。
では、なぜそんなに必要なのか。
答えは簡単。
そこにシザーがあるから。
欲しいんです。
それだけです。
と、言いたいところですが、そんな短絡的な欲求だけで買えるほど潤ってはいません。
わたしの場合は普通のシザーが3丁とセニングシザーが二丁です。
普通のシザーは短くて顔周りなどの細かいところに使ったり仕上げのニュアンス作りに使うものとベースを切ったりするノーマルなもの。
セニングシザーは毛量に合わせて使い分けできるようにスキ率(1回の開閉でどれくらい量を落とせるか)が違うものを2丁もっています。
今回新たに仲間入りしたのは、より真っ直ぐなラインが切りやすく作られているシザーで、最近増えている「切りっぱなしボブ」などを切るのに使いやすくできています。
真面目なシザーの説明なんかしてしまいましたが、今回はそういうドヤァなことを言いたいわけではなく、納品まで1ヶ月ほどかかっていたのですっかり忘れていたのですがわたしの愛用するシザーのメーカーさんは好きな言葉とかをシザーに刻印してくれるんです。
やはり、愛着もって使っていくものですから、みなさん名前だったり座右の銘だったり、いろんな言葉を入れていることでしょう。
しかし、そんなことをすっかり忘れつつ納品されたシザーを見て愕然としました。
「寒色の貴公子」wwwwww
自分で注文したんですが、なんというシュールさでしょう…
漢字なだけで笑えてくるのに、「寒色の貴公子」とはwww
すっかり自分でも忘れかけていた通り名(しかも自称)を刻印するとはwww
しかも納品書に「備考:寒色の貴公子」ってwww
自分で頼んでおいてなんですが、バカにされているようにしか思えません。いや、自分で頼んだってことはバカなんでしょうね。
金額は一応ふせましたがもちろん6桁です。
大事なお客様の髪を切る命と手の次に大事なシザーですから下手なものは使えません。
こいつとともにより一層「寒色の貴公子」の名に恥じぬよう精進してまいりたいと思います。