あれから明日で5年です。
風化してる記憶と、癒える事のない傷跡。
いつからあの時の深い悲しみと、無力感が「反原発」という三文字に置き換えられて政治利用されるようになったのか。
それはそれ。
これはこれ。
電気もガスも水道もなく、食糧にありつくために何時間も並び風呂にも入れず、そんな中で同じ被災者である飲食店は炊き出しをし、病院は薬を出し、美容室はシャンプーだけの営業をする。
そんな生活を体験もせず、あの悲劇を繰り返してはいけないとか正直何も響きません。
そういうぼくも仙台の街中で、比較的電気は早く復旧し、水道もすんなり通り、ガスだけが1ヶ月使えない程度。
住むところもあり、毎日何かを口に出来た恵まれた立場でしたので偉そうなことは何も言えないんですが。
そんな明日ですが、うちのネイリストの笹嶋のお知り合いのやっているイベントがあります。
震災直後から毎年やっているイベント。
こういうことに参加して思いを馳せることだけでも十分なのではないかと思います。
ぼくは仕事なので参加は出来ませんが、ほんの少しだけですが寄付をさせて頂きました。
今自分に出来るのは日々変わらずいらして頂く方を少しでもキレイにして行く、そういう日常を大事にしていくことなのかな、と。
明けない夜はないし、止まない雨もない。
春がまたやってきますからね。