仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。スズキユタカです。
カラーが抜けやすい、という声をよく聞きます。
ダメージを抑えようが何しようがある程度は抜けるもんは抜ける。そういうモンだと思ってください。抜けないカラーなどこの世に存在していないのです。
今日、撮影モデルさんに撮影した時のデータを渡したんですがその時にこんなやり取りが。
そう。これです。これなんです。ぼくがいつも狙っているのは。
そういうことなんですよね。染めたてがベストな状態だとすぐ色が抜けて来てしまうのでなかなか思った通りのカラーで過ごせないどころか1ヶ月も経つと黄色っぽくなっちゃったりしますからね…。
最初は抜ける速度は早いですが、ある程度抜けちゃえば褪色も穏やかになるのでその辺にベストな状態を持ってこれればイイ感じのカラーをより長く過ごせるし、黄色っぽく褪色する前に次のカラーのタイミングが来るので褪色が嫌なものではなく楽しめるようになると思うんです。
このモデルさんは何度もご協力頂いている方なのでその辺を理解して頂いているので
特にこのモデルさんはハイトーンからのトーンダウンでしたので、抜けるスピード考慮してしっかりめに入れたのと、印象の変わり度合もあると思います。
そう。熟成期間なんです。
最近は肉でさえ熟成した方が美味いとかいいますよね。
それと一緒です。(一緒ではないです。)
イメージで言うと
この手前側(左側)が染めたて、奥側(右側)に向かって色が抜けていく感じですね。これを超えると黄色っぽく抜けていく。その前に次のカラーをすればそこまで暗くしなくても理想のカラーが長く続く、という具合です。
この夏は「熟成カラー」で陽射しに負けないヘアカラーを楽しんでみては?