金は天下の回りものとよく言いますが、ぼくのところにはさっぱり回ってきません。
どうやらぼくは天上人のようです。
下界の皆さん、こんにちは。12000年の眠りから覚めた柱の男、スズキです。
さて、今月から消費税が10%となり払うのはもちろん、ぼくとしても頂く時も今までより2%多く頂くわけです。
もちろん、国に納めるだけなので1円たりとも得するわけでもないのですが、なぜか少し気が引けます。きっとそれは国がこの増税分をどう活かしていくかが不透明でゴニョゴニョ…
おっと。意識高いぼくが覚醒しそうになってしまいました。
SNSでもあちこちで10%がーとか軽減税率がーとか買い占めがーとか見られたわけですが、ぼくはこの増税で色んなものを失うような気がします。
失うもの、その1。現金
当たり前ですがポイント還元があろうが何しようが実質の税負担は2%増えてるわけです。むしろ、じゃないと増税の意味がないですし。
つまり去年と全く同じ消費をしても(全て10%だと仮定して)納税額は2%多く納めてることになるわけですよね。戻ってくるのも現金なわけではないですし。
世帯あたり年間3~5万の負担増と言われています。まぁ、社会保険料の増え方に比べればましな気もしますが…。
失うもの、その2。生命の平等
皆さんご存知の通り、増税に伴い軽減税率なるものが適用されることになりました。対象は食料品などの生活必需品。
新聞が軽減税率の対象で生理用品やオムツが対象外なのはおかしい!みたいな意見はたくさん見られましたが、ぼくはもっと不公平なことに気付きました。
食料品は軽減税率対象なので、もちろん豚肉や牛肉は8%。じゃあ捌かれる前の牛とか豚は?と思って調べてみたんですが、そこにはこう書いてありました。
「食品」とは、人の飲用又は食用に供されるものをいいますが、肉用牛、食用豚、食鳥等
の生きた家畜は、その販売の時点において、人の飲用又は食用に供されるものではないため、 「食品」に該当せず、その販売は軽減税率の適用対象となりません
肉になる前は生きてるから食べ物じゃない。
うーん、微妙だけどまだ分かります。ただ、次の項には魚についてこう書いてありました。
「食品」とは、人の飲用又は食用に供されるものをいいますので、人の飲用又は食用に供 される活魚は「食品」に該当し、その販売は軽減税率の適用対象となります
え?www
意味がわからんwww
生きてる牛や豚は食べ物じゃないけど生きてる魚は食べ物ですってこと?
いつからヒトは神の領域を侵し生命を分別する愚かさを身に付けたのでしょうか…。
失うもの、その3。時間と余裕
買い物に行くと店の中にこれは10%、これは8%と混在していることも多くなるわけで、同じものを食べてもイートインなら10%、テイクアウトなら8%になるわけです。
国策としてポイント還元、さらに決済会社ごとにキャンペーンがありどれが1番得か?みたいな話が溢れまくっています。
その中から自分に合った形を選ぶのに沢山の情報をインプットしてそこから取捨選択してキャッシュレス決済に登録して…
膨大な時間と労力を要します。
ポイント還元に縛られたぼくは――
2度と現金決済へは戻れなかった…。
現金とキャッシュレス決済の中間の生命体となり永遠に宇宙をさまようのだ。
そして現金で払おうと思っても現金をもっていないので
――そのうちぼくは考えるのをやめた
わかる人に分かればいいスタイルでものを書いていますが、そんなぼくは考えるのが面倒くさくて〇〇ペイみたいなアプリは山ほど落としてあるのに普通にSuicaくらいしか使っていませんw
神経質になって精神も時間も無駄遣いしないようにしたいものですね…。
どんな決済方法を使おうが…最終的に…
稼げばよかろうなのだァァァァァ!!
頑張ります。では。