仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。スズキユタカです。
昨日の夜のことです。
仕事を終え、帰路についたぼく。
自宅マンションに着くと、何か寒気がします。風邪でもひいたかな?と思いつつエレベーターホールに続くドアを開けました。
すると…
この世のものとは思えないおぞましい光景がぼくの目の前に広がっていたのです…!
…こ…これは…
ぎゃーーっ!!!
こんな惨い出来事があっていいのでしょうか。
今朝まであんなに元気で、仕事に行くのをいつもと変わらず見送ってくれたのに…
きっと今日もいつものようにぼくの帰りを待っていてくれているはずだったのに…
悲しむぼくは傍らにあった物にふと目をやりました。
っっぅっぅつぎゃーーーーー!れ!!
そこにはさらなる悲劇が待っていました。
10日間はこの状態が続くとの卑劣なまでの宣告。
誰がこんな仕打ちを…
必死でせき止めていた涙をもう抑えることは出来ませんでした。
と同時に、何かが吹っ切れたぼくの脚は気付くと歩を進めていたのです。
ぼくはこれからどうやって生きていけばいいのだろう…
そんな絶望を噛み締めるかのように10階まで続く階段を朦朧としながら登りはじめました。
…テヤル
…シテヤル
…チクシテヤル
…チクシテヤル
…クチクシテヤル
…駆逐してやる…
…駆逐してやる!!
駆逐してやるっ!!!
ぼくはあまりの怒りと憎しみと悲しみと絶望の渦の中で我を失いながらただただ目の前の階段を一段一段踏みしめていました。
しかし、憔悴しきったぼくは8階の表示を見たのを最後に意識を失ったようです。気付くと自宅のベッドで朝を迎えました。
そして今朝。
悪夢だと思っていたその出来事は未だに動かないエレベーターと、朝から階段をひた下りる運動とともにぼくを絶望へと誘いました。
ぼくはキミのいない世界でどうやって生きていけばいいのだろう…
おわり。