先日、あるお客様から頂いた質問です。
その方はグレイヘア(白髪)を気にされてて3週間に一度のペースで染めにいらしていたのですが、お仕事の関係などでサイクルが長くなってしまうとのことでした。
そうすると、やはり気になるのは根元に見えてくるあの白い嫌なヤツ。
それは耐えられないから、見える部分だけでもご自分でなんとかしたいと。
で、そういう時は何を使ったらいいのかというご質問でした。
ここからは完全なぼく個人の見解なので、反論等はご遠慮ください(笑)
まず、ベストはなんとかいらしてもらうこと。
まぁ、一応言いますよね(笑)それが難しいからのご相談なのでこれは却下で。
ヘアマニキュア・カラートリートメント類
これは基本的に髪の中というより表面に色のついた幕を張る感じです。昆布がどうのとか、よく広告で見ますね。
幕が張っちゃうので後から美容室でちゃんと染めようと思った時に白髪に色が入らないという危険性が出てきます。
なので、一生それで染め続ける!という方以外には極力避けていただくのがベストかと。
光に当たると染まるとかなんとかいうヤツ
結論からいうと、これも他のカラーで染めるのは厳しくなります。上のもそうですがそもそも通常美容室でするいわゆる「カラーリング」とは染まる原理が違うので、おかしなことになります。こいつの場合は緑になります。最悪、キレイに真緑です。
ヘナ
これも染まる原理違うので後から美容室で染めるの大変になります。そして、ヘナは肌に優しいと思って使うのはいいのですがけっこう色んな混ぜ物してあるヘナも多いので100%ヘナじゃないと頭皮が炎症おこしたりすることもあるので気をつけてお使いください。
泡のヤツ
これはたぶん染まる原理は基本一緒ですが、コーティング力が強いイメージなのでちょっと怪しいです。
クリーム状のいわゆるカラー剤
まぁ、結局これが無難かなと。ただ、本当に強いて言えば、です。
根元の伸びてきたところだけを狙って自分で染めるのはかなり高度なのでおそらくムラになります。
美容師さんも魔法使いじゃないのでムラに染まったのを完全に治すのはかなりの困難を極めます。
かといって全体染めても、毛先だけやたら染まるとか濃い染料が入っちゃって後から染める邪魔をしてキレイに染まらなくなるとか問題点は腐るほどあります。強いて言えばです。
ということで、先日いらっしゃったお客様は時間的にどうしてもいらっしゃれなくて、でも伸びてきて目立つの嫌でっていう美意識のもとでのご質問でしたので、こんな感じの回答は致しました。
基本的にカラーさせてもらう時は少なくとも次回、なんだったら数ヶ月後を見越したカラー剤の選定やらなにやらをしていますので、あいだに自分の知らない薬剤で染まった髪はもう予測不能です。
結局のところは来てください。あなたのために。
これに尽きます。
無理なときはきちんと担当の美容師さんにその旨を伝え、どう対処すべきかを相談しましょう。
取り返しがつかないことって、その時じゃなく後々わかることも多いですから。