やっとこ、ここ仙台も梅雨明けしていよいよ夏本番ですね!
エアコンガンガン聞いた部屋で風呂上がりにパン1でスマホいじってたら寝落ちして寒くてもう一回シャワー浴びました。
今年、仙台が水不足になったらぼくのせいです。
どうも、キラーナの水もしたたるいい男、スズキです。
夏の雰囲気も手伝ってか、前から「アッシュ系で」みたいなカラーのオーダーは多かったんですが、ここ最近特にそんな気がします。
というより、大抵「おまかせで」って言われるんでアッシュベースでカラーしてます。
そもそもアッシュって何なのか?
アッシュ=灰 です。つまり、灰色なんですが、なぜグレーって言わないかと言うと美容師的にグレイとは白髪のことを指すからです。たぶん。
灰皿のこと、アシュトレイって言いますよね。いや、言うんですよ。
つまりアッシュのトレイ=灰の皿です。
寿司が食べたい時は銀のさらに電話です。
話がそれました。
では、カラーで言うところのアッシュって何色かって言うと青です。
え?灰色なのに青?って思いました?
思ってない方は思ったことにして読み進めてください。
色は赤青黄の3色があれば白以外は作れます。これを色の三原色といい、髪の毛の色も基本この3色で出来ています。
日本人の髪は特に赤が強く出やすい方が多いです。
ブリーチをすると、黒からオレンジっぽくなって最終的に黄色になりますよね?
これは、色が抜けていく順番がある程度決まっていて青→赤→黄の順に抜けていきます。
なので、最終的に金髪=黄色になります。
で、アッシュがなぜ青かって言うと、最初に抜けていく青を足しながら全体の色を明るくしてくと赤が弱くて黄色と青が強くなります。
黄色と青は補色といって、混ぜると無彩色(黒、白、グレー)になります。
ほら!グレー!
と、なんでこんなややこしい事をわざわざ書いたのか?
それは、、、たまには真面目なこと書かないと美容師として認知されないからです(笑)
ちゃんと美容師してます。根は真面目です。
で、ここまで文字だけのメリハリのない記事になったんで、ここらで最近のお客様のリアルカラーを。
こちらはアッシュベージュですね。毛先が結構褪色してたんで、ほどほどの明るさのアッシュだけどなるべく深く入れた感じ。
透かすともう少し色味が伝わるかな?
こちらはバイオレット+アッシュ。バッシュです。勝手に名付けました。バスケットシューズではありません。
まとまりがあって、落ち着いてるとバイオレットの赤みがほんのり見えるけど光が通るとアッシュの柔らかさが際立つ、ぼくの中では鉄板のカラーです。
最近夏の雰囲気に合わせて増えているのはこれ。エメラルドアッシュ。
グリーンよりのアッシュです。赤みを極限まで抑えた禁断のカラーです。
よりグレーっぽさに近い感じです。
ぼくが担当しているお客様は比較的ナチュラルな範囲でカラーを楽しんでる方が多いですが、アッシュを強く出そうとすると他の色が邪魔になることが多いので1度明るくしてから入れる方がしっかり出ます。
が、どうしても褪色したりはしてくるのでホントにグレーっぽくしたい方はその辺の覚悟とこまめなカラーがマストです。
これらのアッシュ系のカラーはそもそも日本人の髪質だとなかなか出にくいので何度か重ねて行く方がキレイに出るし色持ちも良くなるのでおすすめです。
そうすると、今までにないくらい赤みを感じない開かずの扉を開いたかのようなカラーになるでしょう。
赤みがない…赤ない…開かない…
さぁ、開かずの扉を開きましょう!(白目)