今日のお客様。
長いこと、カラーはほぼお任せでやらせて頂いていて、いらっしゃるペースも崩さずトリートメントも毎回。
使っている薬はほぼ変えずにニュアンスだけを変える感じを繰り返すこと…
どのくらいだろ?もう数年レベルかな?
そうやって積み上げてきたものがあると、仕上がりに深さみたいなものが出てきます。
決して濃い染料を使わず地道に色味を乗せて行く作業。
これが明るすぎず暗すぎず、柔らかさと軽さと落ち着きと品性みたいのを兼ね備えた、時を紡いだカラーの行き着く先な気がします。
『染めてある』というより、『真に染まってる』感。
なんていうか、深いところで儚い色がたゆたっている、そんな詩的な雰囲気。
仕上げしながらお客さんそっちのけで自己陶酔しておりました。
写真ではなかなか伝わりづらい色の深み、柔らかさ、ツヤ、、、
こういうお客様と作り上げていくカラーはホントに奥が深い。