染ーめーたー 染ーめーたー
寒色で染ーめーたー
なーらんだー なーらんだー
アッシュ!マット!グレー!
どの髪見てもー
きーれいーだなー
どうも。仙台のKiRANAでサイトを作りながら美容師してます。
寒色の貴公子ことスズキユタカです。
そんな合間を縫って相も変わらず撮影したりしてるわけなんですが、「やっぱり春は明るくしたい!」というお声も聞きます。
わかります。わかりますよ。
同時に「でも仕事が・・・」とか「就活で・・・」
とかっていうお声も多々あります。
やはり好き勝手カラーできるわけじゃない方も多いと思います。
でも、そんなあなた!
暗くなればいい的な気持ちは捨てましょう!
暗いのが地味だとかつまらないとか誰が決めたのですか!
ダークトーンこそオシャレなアッシュに!
よく、本当に真っ黒なものを指して「青黒い」とか「青光り」とか言いますね。
実はアッシュの持つ青は「黒」に近い色味なんです。
なので、ぼくは暗くするときこそこだわりのアッシュをスパークさせます。
例えばこちら。
どうですか。暗めですよね。
でも・・・
光に透ける感じ、綺麗じゃないですか?
アッシュをはじめとする寒色は暗めのカラーを一番イケてるカラーにしてくれるとぼくは信じて止みません。
きっと寒色たちもぼくを信じてくれていると思います。
「暗め」と「黒」は別物
光が当たったり透けたりしても黒じゃないとダメって方はもうそれは「黒」です。
調節のしようがありません。「明るめの黒」はすでに「黒」ではないんです。
残念ですが観念して黒くしてください。
「黒」は「黒」でしかなくて、おそらく仕事などの制限があるようなほとんどの場合「黒」でなくともOKなはずです。
そして「黒」に染めた場合、染めた部分は永久にカラーの細かいコントロールは聞かなくなると思ってください。
逆に言えばそれだけ濃厚な染料を入れ込まないと「黒」にはなりません。
ダークトーンの寒色の魅力
さて話を戻しまして暗めなアッシュ系のカラー。
まるで空から見たら底が見えずに吸い込まれるような濃紺の海も、中に潜って海面を見上げると太陽の光が差して透き通るような生命の鼓動を感じるようです。
そして、この光に透けるためには髪に浮遊感が必要であり、それは風になびいた時、頭の動きに合わせて髪がたゆたう時、光がそんな一瞬を捉えた時に見せる儚い一面。そんな儚さも含んだ芸術なのです。
一方、収まっている時、光が強く当たらずに静の一面を見せる時。凛として強ささえ感じ背筋まで伸びようかという、まさしく「寒」である所以。
そう、寒色のダークトーンを身にまとうことこそ「大人の魅力」を引き出す近道に他ならないのです。
ぼくをこんなにも詩的にしてしまう寒色の魅力、伝わりましたでしょうか?
つまり、ぼくが言いたいのは
暗めのアッシュこそオシャレにできるよ!
これです。
一言でした。
書いたぼくも読んだあなたも人生の貴重な時間をせっかく費やしたので、ぜひチャレンジを。
では!
*しばらくの間、熊本地震の募金先をいくつか下にご紹介しておきます。
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復興をお祈りしております。