どうも。
仙台のDIY美容師です。
夏休みも佳境に入りまして、木材と戯れるだけの毎日を過ごしていたわけで、夏の終わりを感じた途端、突如としてそこはかとない虚無感に襲われました。
思いつきで細田守監督「未来のミライ」を観に行きました。
感想としてはサマーウォーズ最高。
あとは察してください。
そして、その帰り道に2件ほどホームセンターをはしご。
なんでしょうね、これ。ホームセンター依存症ですかね?労災おりるか確認してみようと思います。
突然ですが、こちらがぼくがひたすら買いまくる木材の代表格、ツーバイフォー材です。
そして、これが最近気になっていたアイアンの脚。
ご存知でしょうか?
これらがあればベンチなんぞあっという間に作れてしまうことを。
新海誠監督風に言えば
「ねぇ、知ってる?秒速1ベンチなんだって」
「え?なに?」
「ツーバイフォーで作るベンチ。秒速1ベンチつくーる。」
ということで、買ってきました。
材料は
・ツーバイフォー材 1100mm×4
・ベンチ用アイアン脚×2
・木ダボ 適宜
これだけです。
まずはツーバイフォー材をワトコオイル(ミディアムウォルナット)とブライワックス(ジャコビアン)で風合いを出します。
この辺は好みなんでお好きに。
ぼくはそれぞれ2回ずつ重ねました。
次に、強度を考えてそれぞれのツーバイフォー材を木ダボで接合します。
木材の側面に数箇所ダボ打ちする場所をマーキングします。
ドリルで程よい深さの穴をあけます。まっすぐあけないとうまくダボが入らないのでドリルガイドを使ってまっすぐに。
開けた穴にマーキングポンチを入れて接合するもう片方の木材の同じ場所に印を付けます。
あて布をしてハンマーで叩きます。
ダボ穴を全部に空けたら木工用ボンドとともに木ダボを突っ込んで木材を継ぎます。
手間なようですがひたすらドリルで穴を空けるだけですから、天元突破の勢いでやれば小一時間で終わります。
あとは脚を付けて完成。
シンプル イズ ベンチ。
新海誠監督風に言えば、「その瞬間、永遠とか、心とか、魂とかいうものがどこにあるのか分かった気がした。3時間作ってきたことすべてを分かち合えたように僕は思い、それから次の瞬間、たまらなく悲しくなった。木材のそのぬくもりを、その魂を、どのように扱えばいいのか、どこに持っていけばいいのか。それが僕には分からなかったからだ。僕たちはこの先もずっと一緒にいることはできないと、はっきりと分かった。僕たちの前には未だ巨大すぎる人生が、茫漠とした時間が、どうしようもなく横たわっていた。でも、僕をとらえたその不安は、やがて緩やかに溶けていき、あとには、木材の柔らかな木目だけが残っていた。その夜、僕たちは畑の脇にあった小さな納屋で過ごした。古い毛布に包まり、長い時間話し続けて、いつの間にか眠っていた。朝、動き始めた仕事に追われて僕はベンチと別れた。」
そんな感じです。秒速で出来てないやんみたいなツッコミは野暮ってもんですよ。
明日から仕事。木材いじるよりも髪をいじることに専念します。
現場からは以上です。