仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。スズキユタカです。
いやぁ、昨日のW杯、日本代表vsポーランド代表戦、色んな意味で凄かったですねぇw
ぼくのホームグラウンド、Twitterには試合が終わるかどうかってとこで日本がボールキープに入ると同時に加速度的にツイートが増えていって、それはもうカオスでしたw
試合が終わったらもちろんさらに勢いは加速。
光の速さでTLが「日本よくやった!結果が全て!」勢と、「なんだその戦い方は!侍なら美しく散れ!」勢が入り乱れ天下分け目の大決戦。
ある意味では今までのワールドカップで1番盛り上がったんじゃないでしょうか?w
んまぁ、いろんな意見あると思いますがぼくはとりあえずこんな感じ。
散り方を選ぶか、勝ち方を選ぶか。
攻めて負けても気持ちよくはないし、これはこれで気持ちよくない。
それならトーナメント進んだ方がいい。— スズキユタカ【KiRANA】 (@kiranasuzuki) June 28, 2018
気持ち悪いのは分かる。
でもそれは見てる側の問題で、ぼくらは4年後もワールドカップを観れる。
でも選手は予選敗退したら次にワールドカップに出れる保証なんてない。
進む為に可能性が高いと思ってることを選択した、それだけのこと。— スズキユタカ【KiRANA】 (@kiranasuzuki) June 28, 2018
分かるんですよ。モヤモヤするとか観てて面白くないとかも、他力本願すぎるとか消極的だとか。
わかる。
あそこは攻めて欲しかった。
でも、攻めても勝てなそうな雰囲気めちゃ出てた!w
点取れそうな気配は少しもなかった!w
モヤモヤ?試合してる本人達が1番モヤモヤしてるわ!
面白くない?知らんわ!おれはNHKと交互にチャンネル変えてハラハラしながら楽しんでたわ!
他力本願?コロンビア戦で開始早々相手が10人になったとこからすでに他力本願だわ!
消極的?むしろトーナメント突破にむけて1番可能性が高い方法を積極的にやったのがあれだわ!
なんて、思う人もいるんでしょうね。
高校時代にサッカーに青春を捧げた身としては、二度と出れない大会があってその大会で一つでも多く試合がしたい、どんな方法でも勝って先に進みたいという瞬間はあります。
あれが普通にJリーグの1戦だとか、そういう試合ならクソかよ!と思うところですが、サッカー経験者全ての夢の場所、ワールドカップです。
選手だって監督だって気持ちいい試合をして、気持ちよく勝ちたいのは当たり前。
でもそれが出来ない時に選択する権利があるのは当事者だけ。
もちろんそれを讃える権利もdisる権利も観る側にはあるんですけどね。
単純に個人的にはさっきのツイートみたいな感想です。
恥ずかしい!とか情けない!って意見、分からなくはないですが極論ワールドカップ終わったら、日本代表負けたらどうせサッカー観ないでしょ?
選手達はその後もサッカー人生続くんですよ。
その中で「2018露ワールドカップ出場(予選敗退)」の肩書きと「2018露ワールドカップ出場(ベスト16)」では全く違う将来が待ってるかもしれないじゃないですか?
岡田監督が言ってたことを引用すると
選手の場合は、南アフリカ大会でベスト16に入って、「あの日本代表の選手か」ということで認められて、ヨーロッパからオファーが来た。そういう意味で、日本代表の成績というのはすごく大事で、ベスト8に常時入るようになれば、日本の指導者もヨーロッパに引き抜かれるようになって、日本のサッカー自体が成長していく。それによって、優勝するチャンスも来る。
ーーーーー岡田武史が語る、代表監督に必要な覚悟 「日本人は時として美学が言い訳になる」より引用
こういうことですよ。まだまだ階段を登ってる途中なわけで、踏み外して転げ落ちて怪我してもいいから3段でも4段でも飛ばして登れ!みたいのは厳しいのでは…?
例えばですよ。
雪山で遭難したとするじゃないですか。
捜索以来を出して現在地は救助隊に伝えた。
でも、いつ救助が来るかも分からないし来ないかもしれない。
気温はマイナス20度。凄まじい吹雪。
夜はもう更ける。
歩いたら山小屋とかに行けるかもしれないけど行く間に滑落するかもしれないし、さらに道に迷うかもしれない。即ち死を意味する。
朝まで待てば救助隊が来る可能性が無くはない。
さぁ、どうします?w
何を選んでもdead or aliveかalive or deadな状況で正しい決断というのは誰もわからないですよね。
生き残るのが目的で、結果生き残ったならハズレでは無かった。それで満足しませんか?
リスペクトもdisも1試合持ち越しってことで。
試合が終わっても興奮冷めやらず思わず深夜のノリで書いちゃいました。
こういう時は大抵後悔します。
それにしても20年前のスズキ少年は輝いていたなぁ。
過去の栄光にすがりながらスズキ中年は残りのW杯を存分に楽しもうと思います!