仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。スズキユタカです。
先日、とあるアシスタントのシャンプーチェックをしていました。
とっくにお客様に入っていたスタッフです。
もちろん、技術的には問題はありません。
自分で言うのも何ですがKiRANAのシャンプーのテストは結構厳しい方だと思います。
合格する頃にはある程度のクオリティで入客できるように心がけています。
では、なぜそのスタッフのシャンプーチェックをしていたのか。
理由はただ一つ。
求めているクオリティではなかったから。
シャンプーって美容室の施術のうち、唯一と言っていいほどリラックスできる瞬間でなければならないと思うんですよね。
「シャンプー」という技術にはテクニックという意味での技術力もそうですが気遣い、心配りといったホスピタリティ的な側面もあり。
そしてスピード。早ければいいわけではなくヒマな時も忙しさマックスな時も同じものを提供するのがプロってもんで、忙しい時にできない仕事をやっちゃいけないと思うんですよね。それに同じクオリティ、同じ満足度ならより短時間でそれを感じてもらえるようにするのもサービスの一つではないかと思ったりもして。
そんなこんな考えていて、もちろんわたしも全てができているわけでは全くないのですが、少なくともそういう気概は持っててもらわないことには一緒にお客様を満足させていけるわけもなく。
まずは自分がやってから、というのも一理あるんでしょうし基本的なわたしのスタンスもそこではあるのですが気持ちの部分で欠けていたりするのは早い段階で修正しないと深みにはまっていきますからね。
まぁ、ぶっちゃけていうと本当に短期間ですがこの子はハブいてたんです。つまりわたしのお客様には一切触れさせなかった。
技術どうこうではなく、気持ちの面で整っていないと判断したから。
今の時代、これがパワハラだとかいじめだとかそう感じられることもあるのかもしれません。
そう言われるなら言われるで構いませんが、わたしはわたしの責任としてご指名いただいているお客様に対しての責任があります。
ご満足いただけないことがあって、原因がどこにあろうとも最終的にはわたしの責任なのでそういった判断をしたまでのことです。
あ、ちなみにクレームを頂いたとかではなく個人的なジャッジとしてNGを出しただけです。
そして再チェックをしたのち今は普通にお客様を任せています。
わざわざこんなとこに書くことでもないだろうというご意見もあると思います。
そう思う方はそっとホームボタンを押していただければ幸いです。わたしの日常にあったことを記し戒めとしても残しておこうと思って記事にしています。
こういう締めていく部分も持ちつつ、ゆとりのある気持ちでバランスよく、そして気持ちよく毎日を過ごしていければいいなぁ、なんて。
そして人に言ったからには自分が誰よりも意識していかなければいけないですね。
精進いたします。