ぼくの信頼する東京の豹さんこと中村さんがくそかっこいいことになってました。まずはコチラをご覧ください。
そしてぼくがなぜか羨ましいと思ってしまうブロガー美容師木戸さんがくそ面白い乗っかりをしました。ぜひこれもご覧ください。
さらにぼくの愛する彦根のぐう聖ことヒロユキさんも乗っかりに乗りました。できればこちらもご覧ください
ぼくの理解を超えた今井さんも乗っかりました。もうこのへんは読まなくても大丈夫です。
そして木戸さんから
@kiranasuzuki ユタカさんも書いて!
— 豹さんの友達【木戸 大紀】サロモ (@daikiassure) October 14, 2016
これは行くしかない。
ということで…
寒色消費率No.1の「寒色の貴公子」誕生前夜
インターネットで「仙台 寒色」と検索すると一番上位に表示される美容師、KiRANA SENDAIのスズキユタカさん。ご本人のキャラクターや飼いアヒルの「べーちゃん(休業中)」の魅力が満載のブログやSNSのファンは少なく、KiRANAグループでNo.1のクズというお調子者でもあります。今回はそんなスズキさんの「一人っ子」にフォーカスし、お話をうかがいました。
鈴木家全員が教員に・・・親族の一大事を経て美容師へ
僕の地元は仙台です。両親とも教員という皆様の血税で暮らす鈴木家で一人っ子でぬくぬく育てられました。父方も母方も祖父は校長。親戚という親戚がほぼ教員という中でそのレールに乗っていくんだろうと思いそこそこの進学校にすすみました。しかし、尾崎豊に憧れたのか何なのか敷かれたレールの上を生きるのはダセェ!おれは腕1本でのし上がる!と美容師になることを決意しました。しかし今は美容学校で講師もしています。結局敷かれたレールの上でした。
すったもんだも何もなく、市内の美容室に就職。それなりに頑張ってそれなりに遊んでました。家に帰らず遊ぶことも多かったですが一人っ子なので甘やかされて特に怒られることもありませんでした。
入社も普通に就職したので同い年が全員同期。変にプライドがあり、同い年に対抗心はありましたし、何より絶対に負けたくなかった。とくに兄妹がいるスタッフに遅れをとると「おれは一人っ子だから」と言い放ってました。若気の至りというか、表現として失礼かもしれませんが、当時は「お客さまは全員一人っ子」くらいに思っていたんです。
その後、兄弟が出来ることもなく、25歳ころからチーフに。ただ、若気の至りというか、気に入らないことがあったらとりあえず「お前は末っ子だから甘えている」とブチキレていました…。今だから話せますが、「ユタカ」は「大」と書きますが本当は3人兄弟の予定で「ヒロシ(宙)」、「ショウ(翔)」で「ダイ・チュウ・ショウ」にする予定だったと父に言われたのを機会に親離れしました。
27歳のときKiRANA立ち上げに参加しました。ゼロからスタートを覚悟の上での新しい店。何もないところからお店を立ち上げるのは大変で、「なんで相談できる兄弟がいないんだろう」と頭を抱える日々でした。
ネット発信やSNSをはじめたのはそのころから。当時、ホットペッパーで、僕の作品が宮城県人気№1になって、一気にお客さまが増えたことも。それでも兄弟はできませんでした。
お盆休みに水族館に行く
ちょうどSNSを美容師がやるのが当たり前になっていた頃、僕はweb上のログを書いていました。つまりブログです。そんな時、初めてうみの杜水族館に行く機会があり、行ってみて感じた攻略法をブログに書いたら死ぬほど読まれました。めちゃめちゃ驚いたし、それがうれしくて。それからというもの、水族館にばかり行くようになりました。兄弟なんかいらない水族館にさえ行ければいい、という気持ちがどんどん膨らんでいきました。
そんなある日、ぼくのブログの検索流入ワードが水族館一色に。いろいろと考えさせられました。そして、「よく考えたらぼくはそこまで水族館好きじゃない。悔いのない生き方をしよう」と決意。水族館にはしっかりと筋を通し、年間パスポートの更新を諦め、退路を断ちました。身辺整理をしたあとスタッフに相談すると、「ついにその日がきましたか」とは誰も言ってくれませんでした。
いきなりスタッフから「スズキさん、うち今ね、アッシュ系のカラー剤の減りがめちゃくちゃ早いんだよ。だから僕らはキミがほとんど使ってると思うんだよ。」と言われて、頭の中がアッシュに。たしかにカラーはアッシュばかり使っていました。
ちょっと元ネタが長いので端折ります。
ブログをやると決めたものの、最初はどんな情報を発信したらいいかわからなかった。でも、「アッシュ」には自信があったから、奇をてらうことなく、普段の僕のカラーのお客さまのスタイルや伝えている情報を載せました。それが多くの方々に届き、今では仙台寒色No.1につながっています。
今でもブログの読者さんは水族館の記事を検索する人ばかりで、お客さまには寒色をすすめていますが、僕はまだまだ未熟。心の底から「マジでアッシュ」と思えるカラーたちに囲まれながら、この環境でアッシュを磨いていきたいと思っています。そして、アッシュに影響されて僕が変わったように、いつか自分も若い人にアッシュを与えられるような存在に、またそういったアッシュを輩出していき、アッシュの要となれるように、頑張りたいと思います。
◆カラー塗布中の美容師へメッセージ◆
誰でも人生は一度きり。後悔しない選択、染め方をしてほしいと思います。アッシュにいくか、ピンクにいくか。もしくはバイオレットやカッパーなど。カラーやブリーチだけでなくマニキュアと言う選択もある。学校卒業してすぐにウィービングやグラデーションカラーという方法もある時代です。選択肢は本当にたくさんある。だけど、どれを選択するのかはあなた次第。何が正解か、何が不正解か僕には判断できませんが、みなさんが後悔しない選択をして、幸せなカラー塗布ができますように。
プロフィール
KiRANA SENDAI統括マネージャー/スズキ ユタカ
仙台市出身。仙台ヘアメイク専門学校卒業。市内1社に勤めたのち、仙台市内のKiRANAに就職。24歳からチーフなどの要職をつとめ、仙台でのKiRANA立上げに参加。SNSを通じて全国のクズだけど実力は間違いない愛すべき美容師達と出会い、多大な影響を受けネット上で生きることを決意。「寒色の貴公子」を自ら名乗るブログが地味に定着。朝のOHYツイート率No.1。
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