良く言われる仕事を辞めたくなる数字として「3」、もしくは3の倍数があります。
3週間目、3ヶ月目、3年目、、、
6月は確かに過去の実感としてもサロンを去っていったスタッフも多かったように思います。
今までの経験から、そのタイミングでよく理由としてあげられていたのは「なんか美容師が合わない気がする」、「サロンの雰囲気がやりたいこととちょっとズレていた」、「仕事に楽しさを見いだせない」みたいな事が結構あったような。
こちら側の至らない点が多々あるのを棚にあげて一言だけ言わせてもらえば
美容師って職業がお前に合わせることはねぇ!お前が合わせろ!
であり、極論を言えば
楽しいことばっかりあるわけねぇだろ!
になります。
例えばディズニーランドでアトラクション乗るのに並びますよね?
その前に入場するだけだったとしてもお金払いますよね?
お金と時間を使ってやっと楽しいことを手に入れてるんですよね?
仕事してるってことは、満足してるしてない関わらず給与が発生してるわけでお金もらう側なわけです。
楽しいことばかりでお金ももらえる、そんな甘い世の中ではないってこと。
さらに言えば、ディズニーランド行くのもお金払ってパスポート買うのも、アトラクションに並ぶのも自らが行動してるわけで、家でゴロゴロしてたら夢の国どころか、寝落ちして夢の中に行くのが関の山。
自分が楽しむためには己の行動が必須であり、「楽しむための努力」が不可欠な要素としてついてくるでしょうね。
ただ、漫然と日々を過ごしてて「なんか楽しくねぇなー」
てめぇのせいだよ!
なんて、キツいことをいうつもりは無いですが、やはり楽しいことは何か代償を自ら差し出さないと自動的に配給されては来ないのが世の常らしいです。
おしりの穴みたいな名前の昔の偉い人が出てくるテレビ番組でも言ってました。
人生楽ありゃ苦もあるさ。って。
かく言うぼくも(きっと大多数の美容師、社会人の方々も)、「何こんなとこでくすぶってんだ、おれは!辞めてやるぜ、こんちくしょー!」くらいに思ったことは少なからずあります。
しかし大抵の場合、くすぶってる火種を消すのは己自身であることがほとんどで、そいつが幽遊白書で邪眼を解禁した飛影の邪王炎殺黒龍破並に全てを焼き尽くす煉獄の炎と化すまで高められるかどうかも己自身にかかっているのです。
わたしがデビュー直前の苦悩のピークだった頃に店で聞いて人目もはばからず号泣した、かの名曲にもこんなフレーズがあります。
高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな
厨二っぽい表現になりましたが、つまるところ「楽しめるまで苦しんでない」というところが、若さ故の過ちなのではないかと。
わたしレベルにもなると、「苦しむことを楽しむ」という明鏡止水ばりの境地に立つわけで、キング・オブ・ハートの紋章が手の甲に浮かんでくるのもそう遠くないと自負している所存であります。
さて、収拾がつかなくなってきたので要約しましょう。
騙されたと思って半年、がむしゃらにやってみそ。きっと、その先に光が見えてくる。
それでも楽しくならなかったら騙された自分を呪うがいい。
そんな感じですかね。
ちなみにわたしは自分に騙されてるあいだに知らぬ間に10数年経っていましたが、まだ騙せそうなので、もうしばらく生贄を捧げ続けようかと思っております。
勝つまで勝負すれば負けはない!
勝負しなければ負けることはないが勝つことも無い!
辛勝でもいいから勝って終りたいものですね。
ちなみにこちらの記事は誰か特定の方に向けたわけではないので悪しからず。
心証を悪くした方がいたらすみません。
「しんしょう」だけに…
おあとがよろしいようで。