ブログではヘラヘラしていますが、一応会社では「統括マネージャー」なんていう恐れ多い役職をいただいています。パワハラするにはもってこいです。
どうも。キラーナの寒色の貴公子こと食べずに店に置きっ放しにしてきたパンをよこせとアシスタントからLINEのくる上司、スズキユタカです。
まぁ、店ではこんな感じですが一応役職をいただいていますので色々情報を精査したりすることも業務の一環なわけなんですが、株式会社リクルートライフスタイル（ようはホットペッパーのとこです）から「美容センサス」の最新版が出てまして、それを見て思ったことをつらつらと書いてみます。
１.ホームカラーの行方
まずはこちらの資料を。
白髪染めをホームカラーでやる方の割合が減っていますね。セルフカラーでの限界を感じていたり手間などを考えサロンでやる価値を感じていただけてきているということでしょうか。ただ、おしゃれ染めに関しては微増という感じなのでまだまだ僕らの頑張りが必要な部分ですね。
２.ヘアのダメージケア意識の高まり
上の資料を見ると「ヘアトリートメント」の項目もインバス（流すタイプ）もアウトバス（流さないタイプ）も増加しています。
ダメージを気にされている方も多くなっているんですね。
こちらは自宅ではなくサロンでの利用メニューの資料。ここでもトリートメントが増加していてやはりケアに対する意識が高まっていることが見て分かります。逆にパーマが減少しているのはコテなどでスタイリングすることが一般的になってきたのとダメージを気にされてのことなのかなと。カラーは相変わらず微減が続いてますね・・・。ぼくの実感としてはカラーのお客様が減った感じはありませんが全国的に見ればそういう流れなんだな、と・・・。
寒色の貴公子の名にかけてぼくが担当するお客様に関してはカラーへの期待値を上げ続けていかねばとふんどしを締めなおす気持ちです。
なお、下着はボクサー派です。
３.本当にカラーしない方が増えたのか？
上の資料だとカラーする方が0.9ポイント減っていますが…
こちらの年代別の資料だとむしろ増えてるんですよね。ちょっと文系のぼくにはこのからくりが見えてこないのでよくわかりませんし、先ほども言ったように実感としては減ってる感じがないのでなんとも…
むしろ気になるのは40代の方はパーマ以外のメニューが全て上がってきているのでお悩みを抱えている方が多くかつ、美意識が高まっているということなんでしょうね。キラーナにも40代のお客様は沢山いらしていただいてますのでその辺のご提案ももっとしていかなければ。
４.ネット予約の時代
こんな資料もありました。
予約経路のお話。電話が減ってネット予約が増えています。
まぁ、必然ですよね。20代に限って言えばもうネットの方が多いし30代もほぼ互角。40代の方でも３割はネット予約ですからね。
もうネット予約があること自体が重要なサービスの一つになっているってことですね。。
さらに言えばPCからが減ってスマホが増加。スマホ対応できてないシステムには死あるのみ、そんな様相を呈しているスマホ無双の時代。
しかし、50代のネット予約だけは減っています。特にPCが。その年代の方に優しいシステム作りも必要なのかもしれませんね。
５.スピードは価値である
ゆったりとした時間を過ごしていただく、一つ一つの施術を丁寧に、極上の時間をあなたに・・・
素晴らしいスタンスです。やはりせっかく滞在していただくのだから快適に過ごしていただきたいですよね。
では、ここでこちらの資料をご覧ください。
現状で満足している方を除くと…
短いほうがいい ４０：長いほうがいい １
一億総活躍時代の今、多忙な毎日を送る中でキレイになりたい気持ちを満たすために費やす時間はそんなに取りたくない・取れないのが世の女性の本音ですね。快適に、丁寧な施術を受け、キレイになり、なおかつ短時間！これが今の時代のサービスとしては一番フィットしてくるところではないでしょうか。
６.お客様のご希望に沿う時代は終わり!?
美容室に行くとまず行われるのはカウンセリング。
ここでしっかりお客様のしたい髪型、カラーを聞いてご希望を叶えるために・・・
＼＼\希望のスタイル・デザイン・施術を聞かれたが、どうしていいかわからなかった//／／
そう、そもそもお客様が「こうしたい！」というのがあるかどうか。
これを見るとカウンセリングの時点でのストレスが多いようですね。
僕の場合は長くいらしていただいている方には確認程度しかしていません。カウンセリングはものの１、２分で終わることも少なくないですね。
ここにもあるように何度も聞かれるの面倒だろうなというのもあるし、長くお付き合いしているからこそその方の嗜好や雰囲気を感じて「僕にしか提供できないもの」をご提供するには責任を持って任される覚悟が必要だと思っているからです。もちろん、ご新規の方でも変わりませんしその場合はさらにその方から聞き出すだけでなく「察する能力」を鬼のように駆使していかなければならないと思っています。
もちろんやりたいスタイルがあればうかがった上で、いわゆる「オレ色に染まれ」というスタンスでやっています。
こういったビッグデータをもとに自分の周りのお客様に提供できるものを改めて見つめ直す作業というのも必要ですね。
慢心せずに日々前進していくつもりで精進して行きたいと思います。
（本記事内の資料は全て（株）リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー調べ）
